国営企業について〜リモートワーク
今日は我が国の国営企業について解説しよう。
ここ、リア充の肉眼ではみることができない天空にある「ゴノヘマティ王国」では、外貨獲得のため、下界(日本の一般社会)に法人が設立されている。おもにウェブ制作・映像制作などをおこなっているが、会社内のルールは一般的な日本の会社と少々異なる。なにを言っているのかわからないかたはプロフィールを見ていただければと思う。
で、どんな違いがあるかをみていこう。
リモートワーク
天空の城に住む国王はめったに出社しない。
出社するためには、亜空間ルンバに乗って下界に降りなければいけないのだが、移動速度が遅い(ルンバと同等の速度)ので、上下移動はともかく、下界での前後左右の移動はクルマや各種公共機関となる。
これには時間がかかる。
なので、国営企業はリモートワークが基本となっている。
社員も同じである。
IT系の仕事をしているひとならわかると思うが、この種の仕事はリモートワークにしやすい。
なので、打ち合わせなどの「どうしても移動が必要な場合」を除いては、基本的に出社していない。
これについてはメリット、デメリットもあるのだが、順に書いていこう。
リモートワークのメリット
- クルマのガソリンが減らない、タイヤも減らない、走行距離も増えない
- 通勤時間ゼロ、渋滞や満員電車で疲弊しない
- 交通費を払わなくてよい
- タイムカードはネット版を使用(こさか国王は役員なのでタイムカード自体がない)
- 電話がこない(法人への電話は全部こさか国王に転送される)
- やりとりはのチャットかボイスチャット
- ビデオ会議はこっぱずかしいからやらない(画面共有は使ったりする)
- ファイル管理は全部クラウド、マニュアルもクラウド
- 基本ペーパーレス(紙を使わないので事務用品費は極めて少ない)
- 私服でOK
- ノーメークOK、ノーブラOK
まぁ打ち合わせとかもあるのでこの限りではないが、普段の通勤がゼロに近いのはかなり有利ではないかと思う。
満員電車や渋滞の時間を避けて移動できるのも大きい。
また、地方に住んでいるとクルマのコストが尋常ではないが、通勤でクルマを摩耗しないのはだいぶ助かるのではないかと思う。
いちおうタイムカードはあるが、割とユルい管理をしている。
10分遅刻したら10分遅くまで仕事をすればOKで、なにかの用事で抜けるときは、いったんタイムカードを打刻して抜ければOK。
給料はクラウド会計で自動計算されるので、タイムカードが少々ややこしくても問題ない。
あと、ペーパーレスにすると事務用品費がかなり少なくなることに最近気がついた。
どういうことかというと、ほとんどの事務用品は「紙」を使うことを前提にしているので、紙さえ使わなければ「そもそも事務用品が要らない」、ということである。
とはいえ、報告書はいまだに紙だったりするので、完全にゼロにはならないのだが。
リモートワークのデメリット
- 社員にマンツーマンの指導がしにくい(ゆえに未経験者の採用が難しく、仕事のマニュアル化が他社より重要になる)
- 郵便とFAXが下界の事務所に届いてしまう(チェックのためだけに下界に行かなければならない)
- あまりにも会社に電気がつかないので、倒産したか夜逃げしたと思われてしまう
- 油断していると回覧板がうちの会社で止まっている
- ほとんど使っていない事務所の賃料や光熱費がそれなりにかかる
- しかも事務所がムダに広い(17.5坪=31畳)
ちょ待てよ、じゃあ事務所いらないじゃん!と思った方もいるだろう。
そう、確かに要らない。
要らないのだが、法人を登記するには住所と電話番号が必須なのである。
しかもうちの場合、外交先が八戸市とその近郊である。
なので、八戸市内に法人登記がないと、なんと、八戸市の入札参加資格が取れないのだ。
というわけで、どうにも事務所が必要となるわけだ。
また、社員にマンツーマンの指導ができないのは場合によっては致命傷で、とくに新卒採用はほとんど不可能ではないかと思っている。
つまり、未経験者はどうにも採用しにくい(というか、ゼロベースの社員への教育のしくみを持てないでいる)
少なくともうちには↓こういう絵がない。
このへん、先を行っているリモートワークの猛者会社はどう考えているのか、逆に聞いてみたい。
逆に、リモートワーク業務を指導したり、社員教育をおこなうような機関のニーズは今後生まれるかも知れない。
本日は以上
長くなってしまったので、今回はここまで。
国営企業については、カテゴリ「国営企業」にまとめていこうと思うので、よろしくお願いいたしたい。