ビデオ会議でモテたい?部屋の壁紙(クロス)を「男前シリーズ」に貼り替える
- 国王
- 執事のトーマスいるかー!
- トーマス
- はい、なんでございましょう。
- 国王
- 背景がダサいのをなんとかしたい!
- トーマス
- 背景? でございますか?
- 国王
- そうじゃ、部屋の背景がダサい。
ビデオ会議(テレビカンファレンス)で自宅の背景がダサい問題
コロナ過テレワで否が応でもテレカンずくしになったが、いざやってはみたものの、自宅の確固たる自宅感にゲンナリしたひとも多いのではないだろうか。
なかにはテレカンのために部屋の模様替えをしたかたもいただろう。
画質ガーとカメラを高性能なものに変えたはいいが、高解像度が故にシワがハッキリ映ってしまい、あわててシワ飛ばし照明を何個も買った猛者もいる。おっさんがリングライトとかなにしとんねんw
以前テレビがHD化したときに、女優さんのシワがより鮮明に映ってしまい、メイクや照明が進化したり、歯のホワイトニングでギンギンに白くするひとや、歯並びの矯正をするひとが増えたのと似ている。
で、そこまでやってもなお、なかなか直せないのが自宅の背景だ。
ZoomやTeamsは背景を変えることができるが、キレイに背景を切り抜こうとするとグリーンバックのスクリーンが必要だし、これはこれで大変である。
自宅が豪邸だったり実家が太いならともかく、一般家庭においては、ちょっと油断しただけで物干し竿にぶらさがっているファミリーな下着陣や、突っ張り棚にうずたかく詰まれたトイレットペーパーや洗剤が映り込んでしまう。備えあれば憂いなしだが、いささか生活感が漂う。キライじゃないけど。
カメラや照明をガチで変えても、背景がショボくては切なくなる。日本の住宅事情を考えると、独身ならともかく家族がいたりしたら、そうカンタンに生活の背景は変えられないのであった。
簡単な対策としては、布をカーテン上に張ればしのげるだろう。しかし人間とは、隠されると余計に気になってしまう生き物である。カーテンの裏を妄想するのは僕だけではあるまい。
僕の場合、部屋は個室だが築年数が経過していて、壁のクロスがイマイチだ。カメラ、マイク、照明はあるが、壁だけがアカン。
ひとは置かれた現実空間を意外と許せない。
となると、壁紙(クロス)を貼り替えるまでである。
- 国王
- というわけで壁紙(クロス)を買ってきたぞ!
- トーマス
- も、もう買ったのでございますか?
- 国王
- 楽天の「かべがみ道場」で「男前シリーズ」の壁紙を買ってきたのだ!
- トーマス
- 国王はすぐ「そういうの」を見つけてきますな…
- 国王
- ええいうるさい!これから壁紙の貼り替えじゃ!
- トーマス
- ひぇぇぇー
(1)準備するもの
①壁紙
まずは楽天のかべがみ道場にいって、男前シリーズからイケてる壁紙を探す。
あとは壁の面積を測ってメーター単位で注文する。はじめてクロスを貼り替えるひとは失敗する可能性が高いので、少し多めに買おう。
持ち家のひとは「のりあり(生のり or 粘着タイプ)」でいいと思うが、賃貸のひとは原状復帰が容易な「のりなし」がいいかも知れない。
ちなみに、僕は「のりなし」を選んだ。ダークな色の壁紙であればステープラー(ホッチキス)をタッカー状に使ってもあまり目立たないと考えたからだ。白系はホッチキス止めはビジュアル的にしんどいかも知れない。ステープラーの上からホワイトマーカーを塗れば目立たない……かも知れない。
なお、大きな柄が入っている壁紙は、上手に「繰り返しパターンの継ぎ目」を合わせなければいけないので、かなり難易度が高いように思う。
②アサヒペン かべ紙貼りセット(生のりタイプ or 粘着タイプ)
楽天やAmazon、もよりのホームセンターで「アサヒペン かべ紙貼りセット」を買う。「生のりタイプ」と「粘着タイプ」の2種類があるので、買おうとしている壁紙の接着方法で選ぼう。
なかには以下のものが入っている
- おさえローラー(継ぎ目をカットしたあとコロコロして継ぎ目を消す)
- 竹べら(生のりのみ・コーナーの角だしに使用)
- おさえハケ(生のり)/おさえヘラ(粘着)(シワのばしや空気抜きに使用)
- カット鉄板(角度がつけてあるステンレスの鉄板)
- カッター(替え刃小タイプ)
もちろんバラでそれぞれ好みのものを買ってもよい。
③さらに必要なもの
- 長めに定規(壁紙を計って切るときに必要)+鉛筆やシャープペンシル
- 脚立(きゃたつ)や踏み台はしご
- カッターの替え刃(4〜5m切るごとに折って新しい刃に変える)
- カッターマット(もしくはそれに使えるもの)
(2)壁紙(クロス)を大まかに切る
ここからは実際の作業を写真でもみていこう。ちなみに僕もはじめてである。
壁紙はロールで届く。必要な長さにカットする。
僕はたまたま50cmの差し金(L字型のスチール定規)を持っていたので、寸法を出すときはそれを使用した。
床の上で壁紙を切るときは、床に傷をつけないように、下にカッターマットやその代用になるものを敷いて切る。僕はたまたまあった薄ベニヤを使用した。
コツは、4〜5m切るたびにカッターの刃を折って新しい刃先にして、切れ味を常に抜群にしておくことだ。「アサヒペン かべ紙貼りセット」のカッターは替え刃が入っていないので、予備の刃を用意しておくことをオススメする。
(3)壁紙(クロス)を貼る
貼り方の詳しい説明はかべがみ道場の解説(はじめてのDIY講座〜施行講座 虎の巻)にゆずるので、そちらを参照されたい。
ここも僕の作業を追って見ていこう。
まずは緊張の1枚目。クロスの柄にもよるだろうが、今回は縦に貼っていくことにする。まっすぐ貼るのは難しいが、補助線として糸におもりをつけてピンに吊すと簡易的な水平器の代わりになる。僕は5円玉に釣り糸を結んで、ピンにぶら下げる格好で垂直を取った。
僕の選んだクロスは、柄の継ぎ目を気にしなくてもよいタイプなので、とりあえず5cmラップ(上と下の2枚が重なる感じ)で、ホッチキスをタッカー代わりにして貼っていく。ホッチキスの針はあらかじめフェルトペンで黒く塗っておいたものを使用した。
固定が難しい場合、何カ所かホッチキスで仮止めしてもいいかも知れない。
継ぎ目のカットと後処理
ここが結構重要だ。
ラップしている壁紙の上から、上下2枚を垂直に切る。
最後に上下2枚の端っこを取って、壁紙がジャストになるようにする。この時点ではまだ継ぎ目が浮いて見える。
最後に抑えローラーを使って継ぎ目をなじませる。ホッチキスのひとは継ぎ目が見えない程度に止めていく感じになる。柄が縦向きなので、縦に打つと目立ちにくい。
ドアや扉がある場合、それに合わせてカットしていく。どうにかやりきったが、難易度は高めだと思う。
(4)仕上がりは?
最終的に継ぎ目を消すと、こんな感じになる。
写真右側の継ぎ目を間違ってしまった。
それ以外はなかなかいい感じである。
DIYで部屋のクロスを張り替えてみたんだけどかなり大変だった。次は素直に専門家に依頼します???? #五戸 pic.twitter.com/izOYn0veV2
— こさか国王 (@kosakamitsuteru) June 21, 2020
- 国王
- どやー!急に高級な感じになったやろー
- トーマス
- 国王、さすがでございます!トーマス、感服いたしました!
- 国王
- どれどれ、ちょっとカメラの絵面を見てみよう。
壁紙 張り替え前
壁紙が白かったのでホワイトバランスの調整が意外と難しく、壁紙自体も経年劣化が目立っていた。
それが
↓
↓
↓
こうなった。
(若干ドヤ顔w)
壁紙 貼り替え後
黒くなったでー!(当たり前だが)
なお、隠れて見えないが、イスの後ろのストーブの上にLED照明が置いてある。
壁に向かって照明を当てることによって、背景にグラデーションがつき、高級感が出ることがある。上から当てられないので下から当てている。暖色系のカラーフィルターを使えば、ホテルのラウンジのような色合いにできるかも知れない。
なお照明はこれを3つ使っている。
ソニーのLバッテリーが使えるので、映像系の備品が多いひとにも便利だ。三脚なし・ありのバリエーションがあるが、三脚付きのほうがフレキシブルな配置にできる。
- 国王
- よっしゃー、照明もできたー。
- トーマス
- 壁紙がダークなひとは少ないので、目立ちますな!
- 国王
- これでZoomやTeamsでもモテモテや!
- トーマス
- 結局そこかーい!
- 国王
- ぶっちゃけ丸1日かかったがな……疲れた。
- トーマス
- 次は専門業者に頼みましょうか……